会社を退職すると、会社の健康保険から脱退する必要があります。
ほかの会社に転職せず、家族の扶養にも入らない場合、国民健康保険へ加入することになります。
今回は、国民健康保険への加入方法についてご紹介します。
国民健康保険とは?
国民健康保険とは、加入者が支払った保険料をもとに、病気やけがで治療費がかかった人の自己負担費用を抑えられるなどの保険制度です。
一番身近な保証としては、治療費の3割負担などがあげられます。
70歳以下の現役世代であれば、病気やけがで治療費がかかった場合、その治療費の7割は健康保険の負担となります。
入院や手術など、治療費が数十万円の高額になった場合は、高額療養費制度によってさらに自己負担が軽減される制度もあります。
日本では、基本的に健康保険への加入が義務付けられています。
「厚生労働省」
どこで加入できるの?
国民健康保険に加入する場合は、住んでいる市区役所で手続きを行って
います。
筆者が住んでいたさいたま市では、「年金保険課」で行っていました。
加入に必要な持ち物
準備するもの
・離職を証明できるもの
(雇用保険被保険者証、離職票などの原本)
・本人確認書類
(免許証等の写真付き証明書)
国民健康保険の加入手続きの流れと所要時間

国民健康保険に加入したいです。

本人確認書類と離職を証明できる書類をお預かりします。
(コピーを取る)原本はお返しします。
こちらに必要事項を記入してください。
必要な書類が準備できていれば、10~15分ほどで手続きは終了です。
健康保険証はいつもらえる?
健康保険証は、申請日当日にすぐ貰えます。また、貰ってすぐに使うことができます。
会社の健康保険証のように、プラスチック製ではなく、紙に印刷したカードです。
保険料の支払いについて
加入の際に、保険料の金額や支払い方法を説明されます。
筆者の場合は、その場で引き落とし銀行の登録はせず、7月に送られてくる振り込み票で支払うことになりました。
国民健康保険の保険料は、国民年金とは違って前年の年収で決められるため、金額は振り込み票が来るまでわからないとのことでした。
退職後いつまでに加入する?
加入時に必要な離職票などが手元に届いてからで大丈夫です。
離職票などの退職書類は、基本的には退職日から2週間以内に、送られてくるルールなので、書類が到着してから行きましょう。
筆者は3/31に退職して、4/13に届きました。
まとめ
転職活動などで忙しい時期かもしれません。
ただ、いつ大きな病気や事故に見舞われるかはわからないので、国民健康保険への加入は書類が揃い次第早めに行いましょう。
申請手続きもとっても簡単ですよ。