妊娠をきっかけに会社を退職した場合、健康保険証の切り替えが必要です。
健康保険証が手元になくても、次の妊婦検診を受けても問題ないのでしょうか?
かかりつけの産婦人科に聞いてみました。
妊婦健診に健康保険証は必要ない
結論から言うと、健康保険証が手元になくても妊婦検診は受けらます。
そもそも妊婦健診は健康保険の適応対象外です。
適応対象外ということは、妊婦健診にかかったお金は、風邪の時などのように自己負担が3割にはなりません。
筆者のかかりつけの産婦人科では、1回の健診につきだいたい8000円くらいかかります。
ですが、妊婦健診では市区からもらえる助成券を会計時に使うため、実質の自己負担費用は発生しないことが多いです。
健康保険証が手元にない場合の注意点
妊婦健診には健康保険証が必要ないことがわかりましたね。
ただし、注意点もあるので気を付けましょう。
妊婦健診時に、頭痛薬や風邪薬など、治療のためのお薬を処方してもらう場合は健康保険適応になります。
健康保険証を提示すれば診察料や薬代の3割を負担すれば良いだけですが、健康保険証がないと10割全額の費用を払う必要があります。
例えば、診察料3000円薬代1000円の場合、健康保険が適応されれば合計1200円を払えばよいですが、健康保険証を持っていない場合、4000円全額を支払う必要があります。
自己負担費用は後で戻ってくる?
上記のように、10割全額の費用を払った場合でも、後日健康保険証を持参すれば、負担した7割の金額は戻ってくるそうです。
いつまでに健康保険証を持参すればよいかは、念のためかかりつけの産婦人科にお問い合わせください。
まとめ
妊婦健診だけなら、助成券で費用を支払えるので健康保険証は必要ないですが、妊娠中ですから普段より風邪をひきやすいです。
思わぬ体調不良で別途治療や診察が必要になることは十分に考えられます。
入院や手術となった場合は数十万円かかることだってありますからね!
「経過が順調だから」とのんびりせずに、なるべく早く健康保険に加入することがおすすめです。